学校の周りの木々が赤や黄色に色づき、秋を感じさせる毎日です。でも、校門の前やグラウンドの周りの歩道、中庭は落ち葉でいっぱいです。そんな学校の周りをきれいにしようと、美化委員会の高学年が中心となり、ボランティアを募り、毎週木曜日の朝落ち葉クリ-ン隊を結成し、みんなで落ち葉を集めてきれいにしています。朝の活動の中で、1年生から6年生が自分の思いで働く姿がとてもすてきです。
4年生は社会科の学習で、朝日町にあるごみ焼却施設「エコぽ~と」に見学に行きました。見学中は、たくさんの収集車がひっきりなしにごみを運んできていました。子供たちは収集車だけでなく一般の車もごみを運んできていることに驚いていました。また、施設にはごみのいやなにおいが外にもれないように様々な工夫がされていること等を知り、とてもびっくりしていました。

施設の方からはごみ処理の仕方についてのお話を詳しく聞きました。その後、分からなかったことについて色々インタビュ-をしました。今まで何気なく家庭で出していたごみですが、今回の見学を通して、燃やせるごみの処理について様々な工夫や苦労をされていることを知りました。学校では調べたことから初めて知ったことや、驚いたこと、思ったこと、分かったこと、更なる疑問などをノ-トやカ-ドにまとめてみんなで学習します。
10月6日、就学時健康診断が行われました。午後からは学校へ、来年度のぴかぴかの入学生となる子供たちが元気に学校の門をくぐりました。今年は、5年生にお世話係をしてもらいました。5年生は来年度6年生として健康診断に来たみなさんと一緒に学ぶことになります。保護者の方へは、「子供とのよりよいかかわり方を考える機会」として親学び推進リ-ダ-講師朝比奈豊子さんに、親学びプログラムを実施していただきました。親学びプログラムとは、子供との接し方や親としての心構えなど、お父さん、お母さんに 事例を通して学んでもらう学習プログラムです。市町村での子育て事業、子育てサークル、PTAの学習会、就学時健診時の家庭教育講座など、さまざまなところで活用されています。また、学校からは入学に当たっての準備して頂く物や準備して頂くことを説明させて頂きました。4月には、新しいランドセルを背負って、新入学生として入学してくるのを首を長くして待っています。
10月3日、6年生は社会科の歴史の授業に合わせて、戦時中の話を海軍で当時活躍しておられた川口さんからお聞きしました。川口さんは昭和17年1月に海軍に入隊し、その後南方の方に行っておられたそうです。南方のジャングルの中で水も飲めない状況だったことや、敵の玉が耳の横をかすめていったこと、軍艦の護衛艦の中で働いていた時、日本軍の軍艦が撃沈した様子、また、マラリアにかかってとても苦しい思いをしたことなど、当時の様子を詳しく聞かせて頂きました。今年で93歳になる川口さんですが、とてもお元気で凛としておられました。「もう戦友はほとんど生存しなくなった。このような戦争の悲惨さを伝えていきたいと思っている。最後に、このような戦争はしてはいけない。」と強くおっしゃっていらっしゃいました。平和の尊さを学べた貴重な時間でした。
10月2日は、秋の沢スギの日でした。校区内にある国の天然記念物「杉沢の沢スギ」に、1~4年生が出かけ、様々な活動に取り組みました。

1年生は、地区の方々に、どんぐりや鬼胡桃等自然にある物でできる楽しい遊びを教えてもらいました。笹の葉で船を作って流したり、どんぐりでこまを作ったりしました。作ったもので、友達と一緒に遊ぶのに夢中でした。

2年生は、くずのつるを使ったリ-スや木の実を使った置物を作りました。地区の方に教えてもらいながら、夢中になって取り組んでいました。出来上がったものを見て、「家にかざりたい」とうれしそうに話していました。

3年生は、園内の植物の葉の中から形や模様が特徴的なものを選び、スケッチをしました。選んだ葉のぎざぎざの部分やすじの部分をル-ペを使ってよく観察しながら、葉を丁寧に描いていました。
4年生は、春と秋の沢スギの様子を比べたくさんの発見をしました。春と秋では咲いている花が違うことやいろいろな植物に実がついていることなどに気付いていました。園内で鳴く虫の声にも気付き、季節の変化を感じとっていました。
沢スギの日は年2回行っています。この活動を通して、自然に親しみ、地域の自然を大切にしていこうという気持ちが育ってくれればと願っています。
今日の活動にご協力いただきました地区のみなさん、ありがとうございました。
10月1日、3年生は社会科の学習で、町内のス-パ-マ-ケットと地場産野菜を中心に扱うお店に見学に行ってきました。

初めて入るス-パ-マ-ケットのバックヤ-ドの中の様子に、興味津々の様子でした。地場産野菜を中心に扱うお店では、安心して商品を買ってもらうために、品物に生産者の名前が書かれていることに驚いていました。また、今回子供たちはインタビュ-にチャレンジしました。お客さんや店員さんに勇気を出して声をかけて、考えてきた質問をもとに話を聞いていました。この見学で得た知識や経験を、今後の学習に活かしていってくれることでしょう。